八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、「2021年、新たな気持ちでスタート!」のお話です。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年を考えるにあたり、ここ2年を振り返ってみたいと思います。
去年2020年の正月は、家で元気で新年を迎えられたことがただ嬉しかったのを思い出します。
というのも、2018年の12月中旬に血尿が出たことがきっかけで泌尿器科を受診し、その後の変調もあり1週間後に血液内科を受診。急性前骨髄球性白血病(APL)の診断で、12月26日に緊急入院して、抗がん剤の治療を受けながら2019年の新年を一人病床で迎えました。その後1か月程度の入院と通院治療を交互に5サイクル繰り返して治療が進むのですが、最初の入院が終わり通院治療を続けていた2月中旬、3月に納品予定の仕事を進めている際に、アトリエの火災を起こしてしまいました。火災は周囲への延焼がないことは幸いでしたが、展示品や機械のダメージも大きく、治療中で体調も良くない中だったので、ダブルパンチを食らった感じでした。ここで初めて「中途半端な仕事はせずに治療に専念する」と腹をくくりました。この時点では、木工の仕事は終わりにしようかと弱気にもなりましたが、治療を続けているうちに少しずつ体力が回復してくると、創作への熱意が沸き上がり、アトリエ再建に向けて舵を切りました。そして約7か月にわたる一連の治療が終わったのが7月上旬、10月には無事にアトリエ再建を果たすことができました。そして11月に復活の展示会も開催して、「よーし、来年は復活の年にすべく活動するぞ!」と思い、家での新年を例年とは異なる気持ちで迎えたのです。ここまで復活できたのも、家族や友人の支えがあったからこそでした。皆様への感謝の気持ちを胸に、生きている喜びを感じた新年でした。
そしてスタートした2020年は、新型コロナウイルスの影響で、春に予定の展示会が中止となりました。この影響はかなり大きかったものの、「昨年の底辺の状態を思えば、生きていて仕事ができるだけで素晴らしい」というのが本当に素直な気持ちでありました。そこで安全を考慮して自分のアトリエでのお仏壇と茶道具展にチャレンジしたり、陶芸家の森下真吾さんと二人展を開催して、のちにコラボレーションブランドのFUTAMONO-YAをはじめるなど、コロナ禍の中でも精力的に活動できた1年でした。
治療後も順調で、維持療法も今年の春に終了予定です。抗がん剤の最終投与から5年が目安ですので、そこまでは定期受診を続けて体調のチェックを行います。
さて、このような2年を経由しての2021年がスタートしました。世間的な正月らしい正月を過ごしつつ、このブログを書いています。今年のテーマは「お茶」です。10月に雪丸庵でお茶をテーマにした展示会を予定しております。5月末には昨年中止となった温故翔新展、8月には笹離宮での4人展と続きますので、10月に向けて布石を打ちつつ進めたいと思います。お茶以外としては、11月にFUTAMONO-YA展も開催を予定しております。
コロナの影響はまだまだ先が見えないので、展示会が開催できるかもその時点での判断になると思いますが、光を探しつつ、創作活動を続けて参りたいと思います。
写真は今年の初日の出です。長坂コミュニティ屋上で毎年開催される初日の出の会に参加して撮影しました。素晴らしい日の出を拝むことができました!
今日は、「2021年、新たな気持ちでスタート!」のお話でした。
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八ヶ岳の家具工房 ZEROSSO(ゼロッソ)
木の持つ風合いを最大限に活かし、デザイン性と機能性を兼ね備えた創作家具。
コンパクトで一見するとお仏壇には見えないデザインのお仏壇。
伝統を考慮しつつも、独創性に富む茶道具。
現代作家と老舗企業のコラボレーションから生まれた甲州印伝クロック。
遊び心に溢れたアート作品。
八ヶ岳南麓の家具工房、ZEROSSOから暮らしを豊かにする良質な木製品をお届け致します。
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