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ナチュラル・ベンチの製作過程その2 ~オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ~

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「ナチュラル・ベンチの製作過程・その2」のお話です。

  

反対側の脚は、天板(座面)に被せるような組み方の2本脚でまとめることとした。

座面板に、写真(左)のような欠き込みを作り、板をほぼ仕上げておく。後から板を削ったりすると、脚との接合部が緩くなってしまうため、この段階で最終段階の手前まで仕上げておく。

 

一方、2本脚の方は、座面板の欠き込みを包み込むような感じで3面に欠き込みを加工する。座面板は、2本脚の3面に欠き込んだ比較的狭い部分に乗るだけであるが(接着剤は使用する)、密着していればまず外れることはなく、しっかりと座面を支えてくれる。

和の印象も出る組み方であるが、木組みの良さも感じられるし、意匠的にも面白いので、私の好みである。

次に2本脚の床に着く側だが、こちらも座面との接合と同じ方法で、床に着く摺り足となる材料を包み込むようにして組む。密着性を高めるために後ろ側からピンを打ち込んで補強する。ピンは濃いウォールナットを用いて、先を丸めて突出させているので、塗装後にはコントラストが効いてアクセントになるはずである。

 

なお、ここで使っている2本脚についても、あえて皮(耳)を少し残しておいた。ここに載せた写真では少しわかりにくいのですが、両脚とも外側の角にうるさくない程度に少しだけ残しています。

次回は、左右の脚をつなぐ貫(ぬき)の加工に進みます。

今日は、「ナチュラル・ベンチの製作過程・その2」のお話でした。

 

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