小さなお仏壇・厨子の解説／その２：材料の使い分け（全３回）～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

今日は、「小さなお仏壇・厨子の解説／その２：材料の使い分け（全３回）」のお話です。

ここに並んでいる二つのお仏壇は、扉のデザインが異なりますが、基本的なサイズやその他の構造はほぼ同じです。しかし、使っている材が異なるので、かなり印象が異なると思います。

右側のお仏壇は、明るい印象です。本体にはタモを使い、土台部分と取っ手にウォールナットを使ってコントラストを付けてアクセントにしています。ツートンカラーの感じで、２種類の材を適宜使い分けてまとめています。

一方、左側のお仏壇は、朝鮮木（リョウガン）をすべてに使っています。色は赤みが差した濃い茶系で独特の艶感もあります。色が濃いことから、落ち着いた印象もあるかと思います。

このように同じサイズでも材料によって異なって見えたりすることもありますし、全体の印象に与える影響は大きいことがわかります。

実際にどの材を選ぶのかは、まずはお客様の好みが優先です。毎日手を合わせる場所となりますので、気に入った色であることが大切です。その次に、お部屋や他の家具等のイメージを考慮して、私の方から適切なアドバイスをさせて頂きます。

次回は、扉のデザインについてお話致します。

今日は、「小さなお仏壇・厨子の解説／その２：材料の使い分け（全３回）」のお話でした。

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