作品紹介 · 2021/04/28

カバのコンソール・製作過程その２　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

今日は、「カバのコンソール・製作過程その２」のお話です。

留めの接合部の加工に続いて、端部のカットを進めました。天板の端部も45度で傾斜をつけてシャープな感じにします。写真のように、上部に数ミリを残してカットしています。このわずかな残りがあることで、完成した時の印象が変わりますので、自分の中でポイントにしている点です。

接合部の反対側の木口側も同じように傾斜のカットを施しました。厚い材を使っているので、傾斜カットがフォルムにガツンと効いてきます。

次に板脚の方の加工に進みます。

脚先に向けてテーパーカットします。写真のような土台に傾斜を付けて乗せてから自動鉋盤で削ると、テーパーが出来上がります。

厚みのある材なので、このようにテーパーを付けることもできますし、テーパーがあることで、全体のフォルムに品が出てきます。

テーパーを付けたら、次は脚先に向けて左右をカットします。細長い二等辺三角形にしていくイメージです。

写真は、左右をカットしたところです。ここから天板と同じような端部の傾斜カットを施して全体をまとめていきます。

天板と脚のすべての加工を終えて、仕上げてから、組み立てます。

写真のように45度で接合する部分へ圧力が均等にかかるように治具を作り、クランプで固定します。

これで板脚が完成です。

次回からは、もう片側の脚の加工に進みます。

今日は、「カバのコンソール・製作過程その２」のお話でした。

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