八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、「最新作のお仏壇（タイトル未定）の解説／その３：内側と裏側」のお話です。
お仏壇の裏側を見せるケースというのはあまりないかもしれません。しかし、リビングの家具の上に置く場合などでは、壁にぴったりと付けずに少し離すこともあるかと思います。ちらりと裏側が見えても、裏側も美しく仕上げていますので問題ありません。裏側も美しく仕上げてあることは、ZEROSSOのお仏壇の特徴でもありますし、ZEROSSOの家具すべてに共通した特徴でもあります。
裏板は３枚の板を合わせる構造になっています。
この裏側の３枚の板の、反対側は扉を開けた時の正面というか背面にあたる部分になります。３枚のうち中央の１枚は、少しだけ前に出っ張っています。センターを意識したデザインです。
その手前には、須弥壇が一つ置いてあります。固定はしていませんので、お仏壇の手前に置いて使う方もいます。一般的には須弥壇の上に、ご本尊やお位牌を置き、手前のスペースに適当な仏具や分骨した小さな骨壺、遺品、写真などを置きます。このようなコンパクトなお仏壇ではスペースが限られていますので、たくさんのものを中に入れるというよりも、選んだものだけを中に入れて、入りないけど置きたいものは手前周辺に置くという考え方が良いと思います。
毎日手を合わせるものですので、気に入ったお仏壇に、お気に入りの仏具などを揃えてみることもとても大切であると考えています。自分が向かい合いたくなるようなものにして頂ければと思います。
次回は、材料と仕上についてお話致します。
今日は、「最新作のお仏壇（タイトル未定）の解説／その３：内側と裏側（全４回）」のお話でした。
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