最新作のお仏壇（タイトル未定）の解説／その４：材料と仕上（全４回）～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

今日は、「最新作のお仏壇（タイトル未定）の解説／その４：材料と仕上」のお話です。

このお仏壇に使っているのは北海道産の桜です。緑がかったラインが入るのが特徴的で、外国産のチェリー材とは同じ桜でも印象が異なります。

桜材は日焼けしやすいので、今は明るい感じですが徐々にあめ色に落ち着いた風合いに代わっていくと思います。その経年変化を楽しんで頂ければと思います。

一方、扉の十文字のスキマの奥の部分には、濃色のウォールナットを用いました。奥が濃くなっていることで、スキマが目立つようになり、吸い込まれるような感じにもなります。

仕上げはオイルウレタンを用いて、オイルよりも少し耐久性を高くした仕上げにしています。しかし、耐水性は完ぺきではないので、水分が付いた場合には早めに拭取るようにしてください。

扉の蝶番には真鍮の無垢のものを使いました。これも木材同様に時間と共にくすんできますが、木と同様な変化もまた美しいものです。もちろん、磨けばまた輝きを取り戻すこともできます。

今日は、「最新作のお仏壇（タイトル未定）の解説／その４：材料と仕上（全４回）」のお話でした。

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