八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、お仏壇の扉のデザイン解説「取っ手を付ける場合」のお話です。
取っ手を付けるとなった場合、そのデザインはとても重要になります。ZEROSSOでは、円形をベースにして、そこに縦に直線的な棒状のものを付けるタイプと、中央に円柱形のつまみを付けるタイプが多く使われます。四角がベースの本体はかなりシャープな印象なので、それをちょっと和らげる効果も考えて、円形ベースを基本としています。
縦に直線的な材を付けるのは、主にロック機構を付ける場合です。左右に捻る動作がやりやすいことを考慮しています。つまみタイプは、マグネットで納めるタイプによく使います。この場合には引く動作だけですので、このタイプでも十分に機能します。
取っ手の形状が決まったら、取り付ける位置を決めていきます。中央付近から始めて少し上に付けることが多いですが、実際の取っ手を仮に乗せてバランスをチェックして、自分でここだという場所が決まってから取り付けます。本体のデザインや扉の形状により、しっくりくる取っ手の位置が必ずあるので、そこを探します。
また取っ手は濃色のウォールナットを用いて、本体とのコントラストを効かせることが多いです。アクセントにもなりますし、まさに扉という顔の中心となります。
とっても重要な取っ手のお話でした。
今日は、お仏壇の扉のデザイン解説「取っ手を付ける場合」のお話でした。
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