お仏壇の扉のデザイン解説「蝶番による開閉システム」～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。今回はお仏壇の扉のデザイン解説「蝶番による開閉システム」についてのお話です。

ZEROSSOのお仏壇では、蝶番を使うかピンを使うかの２種類あります。ここにある右側が蝶番を使った場合の扉、そして左側が上下からピンで支えるタイプの扉です。今日は一般的な「蝶番を利用する場合」について、お話したいと思います。

私の製作するお仏壇では、真鍮製の蝶番を２個使います。真鍮の無垢の材質は、最初は金色に輝いていますが、時間の経過とともにくすんできます。本体の木も経年変化をしていきますので、その変化と歩調を合わせるように変化していくのです。その雰囲気が良いので、メッキではなく無垢の真鍮製を使うようにしています。

もちろんくすんできたら磨くと輝きを取り戻しますが、磨くかどうかは使う方の自由です。

蝶番はこのように左右の扉の外側に見えますので、見える印象を優先して選択しています。真鍮製のものは、木の風合いともよくマッチしますので、見えていてもあまり気になりません。固定には同じ真鍮製のビスを使いますので、開けた時に蝶番が良く見える場合でも違和感はありません。

今日は、お仏壇の扉のデザイン解説「蝶番による開閉システム」についてのお話でした。

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