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玄関コンソールの製作過程・その1/デザインと木取り ~オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ~

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「玄関コンソールの製作過程・その1/デザインと木取り」のお話です。

 

玄関に置くためのコンソールで、抽斗を付けてほしいということで依頼を受けた作品。私の作風を気に入って頂いていたので、好きなコンソールの特徴を存分に盛り込んで格好いいものを作ろうと張り切ってデザインしました。

 

段差をつけた3つの抽斗、天板が浮いたように見える脚と離れたデザイン。柔らかい脚の曲線美。傾斜を付けた天板のエッジ。これらを活かすために、構造を考えていきました。天板と脚を離すために、抽斗の側板を幕板とのつなぎの役割を持たせるところから、細部を詰めていき、それ以上の細かい部分は製作過程で決めていくことにしました。

 

この段階で、頭の中では家具のイメージとおよその製作過程は出来上がっています。そして具体的な加工の段階で細かい数値などを決めつつ進めていきます。この製作過程のイメージができていないと、加工の順番が逆だったり、構造的にあり得ないものだったり、そういった致命的なミスを防ぐことができます。頭の中で何回も製作した家具を、具体的に製作していくような感じです。

 

図面に基づいて、材を木取りしていきます。実際の仕上がりよりも大きめに取り、しばらくの期間乾燥させていきます。その途中でチェックしつつ、暴れたり不具合が出てきた材は取り除き、別なものに置き換えるなどの対応をします。毎回そうですが、板から部材を切り出す「木取り」という工程は、最も大切ですし、材料が貴重であったり、量に制限があることも多いので、かなり頭と神経を使います。木目の流れや向きを考えて、仕上りのイメージを想像しながら進めていきます。全体をバランスよく自然な雰囲気の家具にまとめる上で、この工程は非常に大切です。木は切ってしまえば元には戻らないのですから。

 

次回は天板の加工に進みます。

今日は、「玄関コンソールの製作過程・その1/デザインと木取り」のお話でした。

 

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