八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、「玄関コンソールの製作過程・その8/抽斗の加工」のお話です。
本体が完成して、最後の工程となるのが抽斗3個の加工です。左右の抽斗は前板の左右が45度で納まるスタイルで、中央のものは上端が45度で納まるスタイルです。
左右のタイプは、前板に側板の小根ほぞを差し込む方法でまとめます。抽斗を引く方向とほぞの方向が同じなので、緩くなると抜けてしまうことがありますので、きつめに納まるようにします。
今回は前板は濃いめの材としてアサダを使い、側板、向板、底板には本体と同じカバを用いました。総カバ造りのコンソールとなります。
右の写真は、側板と向板との納まりです。これは3個の抽斗共通です。前板と同じように小根ほぞを差し込む構造ですが、向板のほぞを側板に差し込むので、抽斗を引く方向と直角なために抜ける心配はありません。ビスでの補強をしないので、やはりきつめにしてまとめます。
側板には写真のようにランナーを滑らせるための溝を掘ります。キツイと動きが悪いですし、ぴったりではランナーが膨らんだ時に動かなくなってしまうので、少し緩めの感じにしておきます。抽斗を組んで仕込みを調整する段階で最終的にまとめます。
右の写真、左側が左右の抽斗、右側が中央の抽斗です。前板と側板との納まりを上から見ています。中央の抽斗の場合には、小根付き包み追い入れ組継ぎという方法を用いました。
3個の抽斗を前から見ると納まりはすっきりしていますので、このような構造の違いは一見すると判りません。
抽斗には取っ手がないので、前板の下端に手を掛けて引くことになります。指先が掛かりやすいように、前板の底部分を少しえぐりました。
このようにして本組して完成した抽斗が、下の写真になります。あとは、本体に納めて微調整を行えば、最後にオイルを塗装して完成となります。
次回はいよいよ完成品の紹介です。
今日は、「玄関コンソールの製作過程・その8/抽斗の加工」のお話でした。
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