八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、「ワークテーブルの製作過程・その6」のお話です。
組み立てた抽斗の枠を本体天板の裏側に固定します。ビス穴を広めにしているので、材の伸縮に対応できるようにしています(右写真参照)。
次に抽斗BOXの底の部分にダストボードを取り付けます。これは付けない場合もありますが、スッキリとまとめたいので、今回は付けることにしました。
これで枠が完成しました。
次に抽斗の加工に進みます。
前板は片側が留め(45度)で、もう片側が横に張り出しているという変則的な形です。側板は前板に薄い材を差し込む方法で固定します。この方法は、物理的には前後の動きで抜けてしまう方向ですが、きつく差し込んで接着すれば、普通の使い方ではまず抜けることはありません。もちろん緩ければ簡単に抜けてしまうため、加工は慎重に行います。
抽斗は左右のランナーで支える構造としています。
すべての加工を終えて、接着したところです。今回はクランプによる圧締はせずに打ち込みだけとしました。
細長いスタイルなので、奥に仕切りを付けて小さなスペースを作ってみました。
ちなみに取っ手は付けずに、前板の下を少し掘り込んで、そこに指先を掛けて引くスタイルです。
次回はいよいよ完成品の紹介です!
今日は、「ワークテーブルの製作過程・その6」のお話でした。
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