お茶 · 2022/01/15

茶道・お稽古日記／徒然棚　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

茶道・お稽古日記／茶の湯学び処・雪丸庵にて。家具工房ZEROSSOのオーダーメイド家具。

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「茶道・お稽古日記／徒然棚」のお話です。

２０２２年の年が明けて、最初のお稽古です。気持ちも新たにお茶室に入ると、目に飛び込んできたのは見たことのない棚。そして筒茶碗を用いての薄茶点前のお稽古となりました。

この棚は徒然棚というもので、菱形のフォルムで、３本柱で支える構造も面白い。遊び心のある棚なので、オリジナルで見立てて創作するにも向いているとのこと。さて、自分らしくこの棚を製作するとしたらどのようなものにしようか、、、などと考えつつもお点前に集中しました。

引き戸を開けて中にお棗を置く、そして出すという引き戸を使った所作がなかなかいい感じです。抽斗もそうですが、敢えてステップを多くすると、とても大切なものを扱っているという感じがするのがいいですね。

棚はともかくとして、扱いが難しかったのが筒茶碗です。厳寒の時期に、より温かいお茶をという発想のものですが、傾けて茶筅通しをしたり、茶筅を入れる際に口が狭いので気を遣ったり、絞り茶巾を広げて畳んだり、、、とまあ色々とありましてなかなかハードルが高いものでした。

お稽古は完ぺきを目指すものですが、次々と新しいお道具やお点前が登場してくるので、目の前のお点前を必死にやることの繰り返しです。薄茶と濃茶のお点前を混ぜてしまったりと、混乱しながらやっていることがほとんどですが、その積み重ねが少しでも自分の成長につながればと思っています。

お茶道具を製作するという視点からスタートしたお茶ですが、今はむしろ内面的に自分を整えることや、この人の点てたお茶を飲みたいと思ってもらえるような所作を目指すなど、自分に向き合う方向に視点が変わってきているのが不思議ですね。楽しいとか、面白いとか、好きとか、どうもそういう言葉とは違う感覚で、お稽古の時間を味わっています。今年、私にとってお茶の時間は、心地良く、大切なものになっていくと思います。

今日は、「茶道・お稽古日記／徒然棚」のお話でした。

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