八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。
今日は、「コンソールテーブルの製作過程・その4」のお話です。
今回は抽斗の加工です。このコンソールは抽斗
箱が天板の底から吊り下がる構造です。
抽斗本体の箱をまず製作します。前板が側板に被さることでスッキリさせる構造ですので、本体の天版と側板を45度で接合します。右図のように、45度でカットしてから、トリマーで溝を掘り、核を入れて固定する構造です。シンプルですが強度は十分にあります。底板をはめ込む溝を掘り、全体を組んでから裏板をはめ込みます。この構造ですと、表裏が分かりにくいので、どこから見てもスッキリとした印象になります。
抽斗も取り外し可能なようにします。ダボで位置を固定して、中央のボルトで固定する方法です。支柱を固定して、ボルトを締めるためのドライバーの道を確保するような穴を開けるなど必要な加工を施します。本体の支柱は、中央が少し長くなることで、段差が生まれて美しいバランスになります。
本体が完成したら、それに合わせて抽斗を組んでいきます。前板の左右と上部は45度にカットしますので、納まりはとてもスッキリしています。
この構造の抽斗は、45度のカットなので端部が欠けやすい欠点があります。そこで、抽斗の落下防止のストッパーは必ずつけるようにしています。
今日は、「コンソールテーブルの製作過程・その4」のお話でした。
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