チェストの製作過程のご紹介・その３～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

チェストの製作過程のご紹介。八ヶ岳の家具工房ZEROSSOのオーダーメイド家具。

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「チェストの製作過程のご紹介・その３」のお話です。

チェストの製作過程をご紹介して参ります。

本体が無事に組み上がり、裏框もはめ込みました。

そして、抽斗用の金属製レールを取り付けたら、抽斗の加工に進みます。抽斗レールの出っ張りを隠すために、前板が少し広い構造になります。そのため、抽斗本体を組み上げてから、前板を取り付けるスタイルでまとめます。

レールとのはまり具合や箱の精度が円滑な動きのポイントとなるので、慎重に作業を進めます。箱が組み上がれば、レールを取り付けていきますが、この時もズレることがないように、丁寧に取り付けていきます。ビスをねじ込む際にズレることを想定して、レールを板で挟んで固定してからねじ込みます。単純なことですが、これをやらないと微妙にずれて、円滑な動きにならないことがありますので大切です。家具の製作では、このように簡単なことを正確に行うことがとても大切で、難しい技術よりも丁寧な作業の繰り返しで完成度の高い家具ができあがります。

レールを取り付けたら、前板を固定します。そこで仕込み調整をしたら、最後に加工したつまみを取り付けます。これもズレるとみっともない様になるので、しっかりと位置を決めて慎重に取り付けます。抽斗が上手く納まると、ホッとしますね～。