家具お仏壇オーダーメイド「蓋の製作・ガラス器その２」～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「家具　お仏壇　オーダーメイド　「蓋の製作・ガラス器その２」」のお話です。

蓋の製作事例の紹介シリーズ。今回はお客様がご自身で製作したというガラス器に蓋を付ける事例の２回目です。今回は、すりガラスに鮮やかな赤の花柄模様が散りばめられた作品です。

１個目の作品と同じ印象で、淡い色合いの木を使ってみると、ガラス器の良さも損なわずにまとまりました。今回はころんとした丸みのあるフォルムの蓋に、果実の枝みたいなツマミを乗せてみました。

器と蓋とのバランスは、想像以上に微妙なものだと感じています。絶対に合うだろうと思って乗せてみたら、何だかしっくりこないということを何度となく経験してきての印象です。こうなると自分の感覚だけが頼りになってくるので、それを信じて落としどころを探していくプロセスになります。家具製作とは全く異なるアプローチや手法による蓋の製作は、小さくても木の良さが存分に伝わるということもあり、材の選択の楽しみや削っていったときに現れる木目の美しさなど、魅力的で刺激的な要素がたっぷりあります。自分の創作活動に変化を与えることができるので、今後も取り入れていきたいと思います。

様々な器や箱などに合わせての蓋を製作致します。金継ぎで器を再生するように、蓋が壊れてしまったが捨てられない器とか、蓋を付けることで雰囲気を変えたいとか、これまでちょっと隠れていた器を表舞台に出すお手伝いが出来ればと思っています。どうぞお気軽にご相談ください。

さて、本日の動画は、ガラス器の蓋製作のご紹介です。