家具　お仏壇　オーダーメイド　「お茶事・亭主日記・その３」　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「家具　お仏壇　オーダーメイド　「お茶事・亭主日記・その３」」のお話です。

いよいよ来週に迫ってきたお茶事に向けて準備を進めている。正午の茶事ということで、そのスタイルでの決まり事など覚えるべきことも多々あり、どこまで把握して臨めるかという心配も尽きない現状である。

使用する道具がほぼ決まってきて、その部分ではホッとしているというのも事実である。この準備を進める中で、スタイルをなぞるように確認しながら、「自分にできるおもてなしとはどういうものだろうか」と考えるようになっている。お茶事はお客様をお招きして最高のおもてなしをする場であり、稽古とは言え、所謂一般的なスタイルをなぞるだけではなく、その中にも自分らしさを出していきたいと思っている。お茶会などで、誰それの作のお値打ちのお道具が出てきて皆がありがたく拝見するという場面があるが、いつも何か違和感を覚える。等身大の、心のこもったおもてなしを自分はしたいなと。そう考えると、木工家として自分が製作したり関わったものを使うのが、やはり自分らしいかなと。自分が気に入っているものを使う、基本はそこであると感じている。今回、お茶事のために新しく製作したものは、香合、お茶杓、干菓子器、お仕覆である。そこにFUTAMONO-YA作品が加わり、お気に入りの真吾さんの作品が加わることで、自分の気持ちを込めたおもてなしにしたいと考えている。果たして実際にやってみてどうなるか、今からワクワクしている。

先日、お茶事前の最後のお稽古で、師匠がお茶事についてお話されていた。「懐石に関してはどんなものでも良いの。お寿司やお弁当買ってきても良いし、コンビニのおむすびでも良い。気楽な気持ちで、お茶事をどんどんやってみて、上手くいかなかったら次に生かせばいいの」と。正午の茶事で覚えることがたくさんあって大変だなと思っていた自分に対して、気楽な気持ちで臨みなさいと仰っているように感じて、だいぶ気が楽になった。今回の茶事を終えたら、気軽なお茶事を自分流にやってみてもいいなと、そんなことも頭をよぎっている。師匠のお言葉には感謝の気持ちでいっぱいである。

さて、本日の動画は、新作のお仏壇のご紹介です。