家具　お仏壇　オーダーメイド　「身延山久遠寺献茶式」　～オーダーメイド家具・キャビネット・お仏壇・テーブル・ベンチ・インテリア製品・家具工房ZEROSSOのブログ～

八ヶ岳南麓でモダンなお仏壇、創作家具、オーダーメイド家具、インテリア製品、オリジナルの茶道具などを製作している家具工房ZEROSSOの清水泰です。

今日は、「家具　お仏壇　オーダーメイド　「身延山久遠寺献茶式」」のお話です。

昨日、身延山久遠寺にて開催された献茶式に社中３人で参加した。初めての参加なので、まずは早めに出向き、そこから先は指示に従うこととする。献茶式の前に３席のお茶席を順に回っていった。我々のグループは６０人という大所帯。指示に従って進みながら、広間に入りずらりと並んでお点前を拝見し、お茶を頂いた。自分は過去に２回ほどお茶会というものに参加経験があるが、これほどの人数はもちろん初めてだ。スタート時点で正客を決めると、３席ともその形で進んでいくというスタイル。最初は薄茶席で、身延山の僧侶の方と学生たちによる席で、きらびやかな道具と、整然とお茶を出し入れするお運びの動きも手伝って厳かな雰囲気のある席でした。次に濃茶席、こちらは我が師匠の師匠が席主ということで、席入りの際に師匠と挨拶も交わすことができた。スタートしたばかりのお茶席なので、全体の段取りなどがまだ整っていない印象を受けた。大人数のお客様を捌く茶会はなかなか大変なのだと感じる。お点前もお運びもすべて男性が担当していたのも特徴であった。３席目は立礼席であり、お客様はすべて椅子に座るが、お点前は床から少し高くなった畳で行うというスタイル。こちらはイスというスタイルもあってか、全体に和やかなムードで進んでいった。ここまでに３席終えて、それぞれの席に特徴があり、学ぶところも多かった。

次にメインの献茶式に進んだ。本堂にイスを並べて座り、式のスタートを待つ。銅鑼の音をスタートに、僧侶が入場してきてお経をあげて、それが終わると鵬雲斎大宗匠のお点前が始まった。御年１０１歳とは思えない動きで淡々とお点前を進める姿は、神々しくもあり、実にカッコイイものであった。ダイナミックでかつ繊細な所作は、本当にカッコイイと思った。同じ時間、同じ空間を共有できたことがとても有難かった。

これを終えて、宝物殿を見学して、お弁当を食べて帰路についた。あっという間の感じであったが、場面場面が思い出されて、印象に残るものであった。ここに参加する機会を頂けたこと、師匠へ感謝である。

さて、本日の動画は、製作過程のご紹介です。